【IT】秘密鍵を復元されてしまう?
やぁヌシだよ♪
タイトルにある「秘密鍵」
とても重要なものなんですが
なんと
新たな脆弱性を発見したことで
復元されてしまうようです・・・
SSHの秘密鍵(SSH Private Key)は、SSHプロトコルを使用する際に認証を行うための重要な要素です。SSH(Secure Shell)は、ネットワーク上での安全なデータ通信を可能にするためのプロトコルであり、特にリモートコンピュータとのセキュアな接続に使用されます。
SSHの秘密鍵と公開鍵は、一般的にキーペアとして生成されます。公開鍵はリモートシステムに配置され、秘密鍵はユーザーが安全に保管します。認証の際、リモートシステムは公開鍵を使用して、接続しようとするユーザーが正しい秘密鍵を持っているかを確認します。
秘密鍵の安全性は極めて重要です。もし第三者に秘密鍵が漏れると、その鍵を持つ者はその鍵に紐づけられたシステムへのアクセスを得ることができてしまいます。そのため、秘密鍵はパスワードで保護されることが多く、また物理的にも安全な場所に保管されるべきです。
秘密鍵は通常、テキストファイルとして保存され、特定のフォーマット(例えばPEMフォーマット)で記述されます。これは、SSHクライアントや他のセキュリティツールによって読み取り、使用される形式です。
ということで秘密鍵の大事さが伝わったでしょうか?
この脆弱性は
クライアントとサーバが接続を確立する際に行われる
RSA署名の計算エラーによって発生するもので
攻撃者は欠陥のあるRSA署名を使用して
元の鍵ペアの秘密鍵を復元できる可能性があるそうです
RSA署名は、デジタル署名の生成と検証に広く使用される暗号化技術です。RSAとは、その発明者であるロナルド・リベスト(Rivest)、アディ・シャミア(Shamir)、レオナルド・エーデルマン(Adleman)の頭文字を取ったものです。このアルゴリズムは、公開鍵暗号方式の一つで、以下のようなプロセスを含みます。
RSA署名のプロセス
1.キーペアの生成:
・公開鍵と秘密鍵のペアを生成します。公開鍵は公開され、誰でもアクセスできますが、秘密鍵は秘密に保たれ、署名者のみがアクセスできます。
2.署名の生成:
・メッセージ(またはそのハッシュ値)に対して秘密鍵を使用して署名を行います。このプロセスでは、メッセージを秘密鍵で暗号化します。生成された署名は、元のメッセージと一緒に送信されます。
3.署名の検証:
・受信者は、公開鍵を使用して署名を検証します。これは、署名されたメッセージ(またはハッシュ)を公開鍵で復号化し、元のメッセージ(またはそのハッシュ値)と比較することによって行われます。
RSA署名の重要性
・認証: 署名は、メッセージが特定の個人またはエンティティによって作成されたことを証明します。
・完全性: メッセージが改ざんされていないことを保証します。
・否認防止: 署名者は、署名した事実を否認することができません。
実用例
・デジタル証明書: SSL/TLS証明書などで使用され、ウェブサイトの認証に役立ちます。
・ソフトウェアの署名: ソフトウェア開発者が、配布するソフトウェアが改ざんされていないことを保証するために使用します。
RSA署名は、その強力なセキュリティ特性のために、多くのセキュリティ依存アプリケーションで広く使われています。ただし、十分な鍵の長さ(例えば2048ビット以上)が必要です。これは、より強力な計算能力に対抗するために重要です。
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